楊家菜房 翠獅庭
長崎市新地町
◼︎設 計 デザインオフィス鴻優 陳 優宏
◼︎施 工 田中住宅産業
◼︎構 造 木造平屋建
◼︎延床面積 93.29㎡(28.22坪)
◼︎撮 影 石井紀久
贅沢にも新地中華街の一等地に創った木造平屋建て。
周りのコテコテの中華料理店と差別化するためにミニマルなデザインに所々中華をイメージさせるエッセンスを埋め込んでいる。
シンメトリーを意識したファサードは白を基調とし、コンセプトカラーの翡翠色(ティファニーブルーの緑版)をアクセントとして用いている。
店内は2つの異なる高さの天井から成り、より天井を高く見せ、その高低差に設けた高窓から自然光を導いている。
また正面に竜宮城のような翡翠色の扉を設けてその先にある空間を連想させ、心理的な奥行き感を派生させようと試みた。
実務的なデザインとして「シームレスな空間 + 移動間仕切家具」でその時々の人数に対応し、意図的に距離感をコントロール出来るように構成している。
また個性的なトイレが欲しいというリクエストには「用を足しづらいトイレ」をコンセプトにデザインした。